回路設計をする時に当然部品を選びます。
そして、回路図と一緒に「部品表」という物を作ります。
部品表には「なんという部品」を「何個」使うということをリスト上で書いていきます。
実際には大抵エクセルファイルです。
しかし、部品にはいろいろな表記があります。
例えば、抵抗を「100Ω/1005」と書いてもいいですし、「KOA RK73B1ETTD101J」と全部指定することも出来ます。
どちらが正しいかというと、生産部や工場次第です。
たとえば、「生産部・工場ですでにラインナップしている抵抗を使うからサイズと抵抗値だけ指定してくれれば勝手に選ぶよ」という事があります。
その場合は型番を書くと逆に迷惑になりますので、「100Ω/1005」と書いたほうがいいです。
逆に「部品を新たに買うor自分で型番いれる労力をかけられないから、全部そちらで一言一句間違いなく入れてくれ」という場合もあります。
また、部品は紙テープなどに貼り付けられた状態で納入されるのですが、それもバリエーションが有るのです。
どういう幅の紙テープか。
どの間隔で部品があるか。
実装マシンの受け入れられる形状の紙テープ仕様にしないといけませんが、ハッキリ言って回路設計者はそこまで知りません。
「部品型番は入れるけど、テープ仕様はどれが良いかわからないからそっちでなんとか選んでくれ!」となるのが普通です。
以上、小田切でした。