それぞれのメーカーがCPUを作っているので、各社いろいろCPUがあります。
しかし、ずーっとみていくと、いろいろな会社のCPUで「ARM」だとか「CORTEX」という単語が出てくるのに気が付かないでしょうか。
「アーキテクチャ」と書いてあるので、CPUの設計のことを指しているはずです。
それならばメーカーに寄って違うはず。
それなのにどのメーカーでも「ARM]とか「CORTEX」という単語が出てくる。
なんででしょう?
それは、「ARM」という会社がCPUの設計をしている会社だからです。
そしてARMが設計したCPUの名前が「ARMなんちゃら」とか「CORTEX」なんです。
各社自分でCPUも設計しているのですが、「ARMなんちゃらが欲しい」「CORTEX」が欲しいという声に答えてARMから設計を買ってそのCPUも作っているのです。
ARM社のアーキテクチャは普及しているので、一度開発していればその資産が流用できます。
ということで、ARM社のアーキテクチャを採用したCPUが最近増えているようです。
とはいえ、周辺機器は各社が作っているので、「ARMだから全部同じ」というわけではありません。
基本的なプログラムは流用できますが、周辺機器の制御部は作り直す必要があります。
ということで、「ARM」という文字が書いてあったら、「CPUのコア部分の設計は買ってきているんだな」と理解してください。
以上、小田切でした。