GPIOで流せる電流は気になりますよね。
大きければそのままLEDなどを駆動できますが、小さければトランジスタなどが必要になります。
もちろんLEDだけでなく、なにを繋げる場合でもGPIOも駆動能力はとても重要です。
しかし、これがなかなかデータシートで読みにくいんです。
「GPIOの電流はいくつまで流せます」と明確に書いてないことが多いです。
時々、絶対最大定格に「MAX~~」と書いて有る場合もありますが、絶対最大定格は「これ以上やると壊れる」と言っているだけであって、それだけ流せると保証しているわけではありません。
データシートを読んでいっても、なかなか見つかりません。
実はどこに書いてあるかというと、「DC Characteristics(DC特性)」に書いてあります。
どう書いてあるかというと、「VOH @ 4mAの電圧はxx-xxV」という書き方がしてあります。
つまり、「◯mA引ける」という書き方ではなく「4mA引いた時に何ボルトになる」という書き方をしています。
GPIOにかんして電流の記述があるのはここだけですので、これを参考にするしかありません。
2mA流したときの特性しか書いてなければ最大2mA、20mA流したときの特性が書いてあれば最大20mAということです。
もちろん、そこで書いてある電圧も重要です。
「3V、8mA以上必要な回路」に対して「8mA引いたときの電圧が2.3V~」というGPIOじゃ駆動能力足りませんからね。
ということで、GPIOの電流が知りたければDC特性を見てみてください。
以上、よろしくお願いいたします。