レギュレータのデータシートを見ていると、一つの品種で5個も6個もパッケージが合ったりします。
さて、どれを選べばいいでしょう。
大きいのを選ぶ?小さいのを選ぶ?
そもそもなんでいくつもあるわけ?
正解は
「実装能力の限界と発熱量で選ぶ」
です。
小さい基板にたくさんの部品を詰め込まないといけない場合は、とにかく小さい部品を使いたいわけです。
ですから、基本的に一番小さい部品を選びます。
しかし、あまりに小さいと基板に部品を載せる工場から「そこまで小さいと無理!><」と言われます。
そこで工場が「これなら大丈夫」と言ってくれる一番小さいサイズの部品を選びます。
次に、発熱量です。
部品によりますが、「許容損失」または「熱抵抗」が定義されています。
面倒なので今回省きますが、要はどの程度の発熱量に耐えられるかということです。
この値は「部品のサイズ」と「部品と基板の結合度合い」で決まります。
部品が大きいほど大きな発熱に耐えられますので、発熱量を計算してそれに耐えられる大きさのパッケージを選びます。
こうしてパッケージが決まるわけです。
以上、小田切でした。