回路設計から離れますが、実際の業務で超大事な文書について少し。
設計書でも仕様書でもなんでも、とにかくいろいろな用語が出てきます。
製品名
例えば製品名Aがあって、それが後で改名されてA’になったとします。
その時、書類の中にAとA’が混在すると、後の時代の人は最終的なA’という名前しか知らないので、「Aってなに?」となるわけです。
へたすれば「A仕様書」なんて書類があっても「関係ない製品の書類だな」と無視されてしまうことだってあるわけです。
ですから、プロジェクトが終了する時に、古い名前は全部新しい名前に改名してから終了しないといけません。
類義語
ハードウェアで上手い例が出ないので、ソフト的な例を出しますが、何かの発送管理のシステムが合ったとします。
そのなかである部分では「送り主」と書かれていて、ある部分では「贈り主」と書いてあるとします。
これ、同じものを指しているかそうでないかわかりますか?
分かるわけがありません。
システムを作った人が意図して違う名前にしたのか、それともただの変換ミスなのかわかりません。
こういうものはいらぬ誤解を生みます。
実際、人間は意識せずに類義語を使っているので、こういう事例は多いです。
面倒ですが、類義語は直して一つの言葉に統一していく必要があります。
以上、小田切でした。