静電気でどうしていいかわからないときの一歩目

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静電気で問題が起こることは多いですが、問題の解析が難しいことも多いです。

わかりやすいのは部品の破壊です。

部品が壊れていれば見ただけでわかることもありますし、最悪でも外してテスターで当たればわかります。

そうすれば、その部品の周りに保護部品と追加するとか、なにか道が見えてきます。

 

一番やっかいなのが、「静電気をかけるとなんか異常動作する」という場合です。

異常動作がOKな基準なら良いですが、「その異常動作はなんとしても受け入れられない」となると大変です。

「なんか異常動作」ということは、部品が壊れているわけではありません。

ということは、静電気試験を終えた後にくまなく調べてもどこでなにが起こったかを調べる手がかりがまったくないのです。

これでは正直手のうちようがありません。

 

そこで、そんなときにおすすめしたいのが、「静電気の経路の可視化」です。

といっても難しくありません。

静電気を試験する時に部屋を暗くするだけです。

電圧の低い気中放電だと厳しいですが、そこそこの電圧の接触放電ならほぼ確実に静電気の光が見えます。

例えばネジに静電気を打つと誤動作するとしましょう。

その場合は、ネジに静電気を打ちながら、部屋を暗くして製品をあちらこちらの方向からよーく見ます。

それでも見えない場合は、ネジだけ残して蓋を外す必要があるかもしれません。

蓋を外すことで経路が多少変わるかもしれませんが、それでもやって見る価値があります。

そうすると、「ネジから基板のどこに飛んでいるか」が見えてきます。

そしてさらに運が良ければ「基板のどこから外に逃げているか」も見えてきます。

 

是非ともチャレンジしてみてください。

 

以上、小田切でした。

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