回路設計では様々な測定器を使います。
・テスター
・安定化電源
・オシロスコープ
・スペクトラムアナライザー
・信号発生器
etc
会社ごとに機材の充実度は違えど、テスターやオシロスコープは必ずあると思います。
ですが、それ……「校正」出してます?
なんとなく「測定器」というと「精度が良くて絶対的なもの」と思ってしまいますが、そうではありません。
所詮ただの電子機器ですので、ズレもあれば経年劣化もあります。
つまり、そんなに信用できるものではないのです。
なので、測定器というのは本来、1年ないし2年ごとに「校正」ということをしないといけないのです。
これは、基準器(めちゃくちゃ高精度で厳格に管理されている機材)と照らし合わせて、値のズレがないか確認する作業です。
テスターであれば、電圧・抵抗値などですね。
通販サイトで適当に買ってきたテスターを校正せずにずっと使っている……
アマチュアならいいですが、仕事で使うのはアウトです。
3.3Vだと思ったら本当は3.4Vかもしれません。
そんな状態では正しいデバッグができません。
また、出荷する製品の検査で校正されていない測定器を使うとそれだけでアウトです。
最低でも出荷する製品の検査で使用する測定器は校正しましょう。
校正は構成を実施している試験機関は依頼することになります。
以上、小田切でした。