ちょっと変わって組み込みソフトウェアの話題。
今の御時世、1からプログラムを組むこともあると言えばあるけど、かなりレアケース。
だいたい、メーカーから提供されているフレームワークやインターネットに転がっているライブラリなどを使用して、差分だけを開発するのが普通です
しかし、その時に問題になるのがライセンスです。
もし、使用しているフレームワークやライブラリがGPLライセンスだと、開発しているプログラムもGPLライセンスになってしまいます。
GPLライセンスだとソースコードを公開しないといけません。
つまり、「特別な機能を作った。これを目玉にして売るぞ!」なんていうときに、中身でGPLライセンスのライブラリなどをつかっていると、そのソースコードを開示しないといけなくなります。
組込みソフトウェアは大体特定メーカ用の開発が多いので、ソースコードを公開しないといけないのは大きな問題です。
ということで、大抵の場合GPLライセンスのソフトウェアは使用できません。
組込みソフトウェア開発ではBSDライセンスのほうが安全です。
BSDライセンスでは公開の義務が発生しないので、ソースコードを秘匿したまま使用することが出来ます。
ということで、もし「ソフトウェアのライセンスとかなにも考えずに開発していた」というときは、
一度使用しているライブラリ・フレームワークのライセンスを列挙してみましょう。
GPLがあったら要注意です。
以上、小田切でした。