基板を作ったけど、VCCIが通らない!
と、なったらだいたいパニックになってやたらめったら対策部品をつけたり、いろんな手をうつとおもいます。
ですが、それ、泥沼になります。
大事なこと:すべての対策部品を施してから、部品を減らしていく
これが大事です。
何も考えずにやっていると、ありとあらゆる対策の組み合わせが発生してしまい手に負えなくなります。
1,考えうるすべての対策部品を施す(シールド追加やノイズ除去フィルター追加、フェライトコア追加など)
2,その状態でVCCIに通っていることを確認する
(それでも通らなかったら解析をもっとしないと駄目です)
3,対策部品を一つずつ外していく。
4,VCCIをクリアできなくなったらやめる。
一つずつ追加しているといつまで経っても「VCCIをクリアできる正解」にたどり着けない可能性があります。
そこでまずどれだけコストがかかるかを度外視で、全部のせで「正解」を作ってしまうのです。
そして、そこから部品を取っていって、できるだけコストがかからない「正解」を見つけるのです。
これはVCCIだけでなくノイズ系のトラブルでは全般で使えるので、是非とも覚えておきましょう。
以上、小田切でした。