製品に必要な半導体の購入についての豆知識

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ものすごく久しぶりの投稿です。

さて、皆さんは世の中で売っている製品に組み込まれている半導体は、どこで買っていると思いますか?

メーカーはどこからか半導体やコネクタ、コンデンサや抵抗を購入して工場で基板に載せて製品として出荷しているわけです。

個人の方が部品を購入しようとすると、秋月やマルツといった通販を使うことになると思います。

メーカーも同じようにそういったところから買っているのでしょうか?

「そんなわけないだろ! 商社とか違う経路で買っているんだろ!」

と、ある程度知っている人なら思うでしょう。

実は半分正解で、半分不正解です。

実は、両方あるんです。

基本的に数千台・数万台作るような製品の部品は商社経由で買います。

そもそも、数が多くなると一般の通販サイトでは対応しきれません。

しかし、商社で購入する場合、元の部品メーカから買うことになるので、納期が非常に長くなります。

以前であれば、二ヶ月から半年程度でしたが、最近の半導体不足で「二年」とかふざけたことになっています。

そんなに時間がかかるのは致命的です。

ということで、以下のようなときに通販サイト(秋月・マルツ・digikey etc)で部品を調達することもあるのです。

・試作段階(数はいらないが、早く作業を進めたい)

・量産段階で、一部部品だけ納期が異様に長い場合、その部品だけ通販で購入

・現在のような半導体不足の時(通販サイトで扱っている在庫をおさえないといつ手に入るか分からない状況)

・そもそも出荷台数が少ない製品(30台しかつくらない製品だったら、通販で買ってしまった方が早い)

当然、商社経由で購入した方がサポートなど色々な面でいいのですが、実際の現場では「そんな悠長なことは言っていられない」ということです。

以上、小田切でした。

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