今はUSBやSDカードなど、電源を入れたまま抜き差しできるデジタルなものがたくさんあります。
だからなんとなく、どんなものでも電源を入れたままケーブルを抜き差しする人が居ます。
設計者として言わせてもらうと、絶対に止めてくれ!!!
電源を入れたまま抜き差しすることを「活線挿抜(かっせんそうばつ)」といいます。
ケーブルの抜き差しの際にはケーブルのインダクタ成分による起電力が発生します。
要は抜き差しの瞬間に変な高電圧が発生するんです。
そして、端子が繋がる順番が超大事です。
GNDからつながればなんということはありませんが、電源と信号線だけが繋がるとこれは大変!
普通は、電源→GNDとながれる電流が、電源→信号線と流れるので、信号線に大電流が流れてICが破損することもあります。
ということで、活線挿抜に対応するには
1,GNDが最初に接続されるコネクタであること
(SDやUSBはそういう設計になっています。普通のコネクタはそうではない)
2,高電圧(サージ)対策部品がついていること
の二つが必須です。
基本的にはコネクタは電源OFFのときにしか抜き差ししては駄目。
そして、活線挿抜対応するにはコネクタから見直しが必要ということです。
以上、小田切でした。