実務では、アートワーク業者などの外注さんなどとメールでやり取りすることがあると思います。
このとき、電話で話している内容についてはそれほど齟齬が出ません。
しかし、メールなどの文章のやり取りでは結構齟齬が出ることがあります。
なので、次のことを気をつけて書くように気をつけて下さい。
アクションを書く
滅茶苦茶大事なのがこれです。
案外と居るのが、「~~という原理で~~という理由により~」といった感じで思考の過程がだらだら書いてある人。
相手にとって必要なのは「思考内容」や「理屈」じゃありません。
「なにをすればいいか」です。
理屈は大量に書いてあるのに、「で、結局どうすればいいの?」となる駄目メール、実際にたくさんありまし。
相手にして欲しいアクションを明確にして下さい。
理屈は書いてもいいですが、アクションの補足でしかありません。
メインはアクションです。
箇条書きにする
長い文章でだらだら書く、この時点で意味がわかりにくいです。
そもそも文章というのは会話より意味が伝わりにくいんです。
よほど気をつけないとわかりにくい文章になります。
鉄板テンプレート
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・アクション1
補足説明・理屈
・アクション2
補足説明・理屈
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これが一番問題が少ないです。
例:
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・抵抗R11を縦置きにしてください
そのほうがR11の右の電源パターンを太く出来ます。
・TestPadを裏面に移動して下さい
実装面積が足りないため、部品配置を変更します。
当初提出した設計依頼書と異なりますが、今回の指示を優先として下さい。
・CPUを時計方向に90度回転して下さい
そのほうがEthernet PHYとの配線がしやすくなると思います。
もし、逆に配線が困難になるようであれば無理に変えなくても結構です
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これを箇条書きにしないで文章で全部混ぜるとすごくわかりにくくなります。
間違いや作業抜けが発生して、なかなかスムーズに進みません。
上記の例のように、相手のアクションが明確に箇条書きにされているほうがよいです。
以上、小田切でした。