データシートの温度表記について

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部品のデータシートを見ていると、温度についていろいろ表記があると思います。

今回は温度についてざっくり説明したいと思います。

 

動作温度

その部品が正常に動作可能な温度範囲のことです。

この温度範囲以外では動かないということではなく、この温度以外では「動かない可能性がある」「おかしな動きをする可能性がある」ということです。

動いたり動かなかったりすることもあります。

とにかくこの範囲は守らないといけません。

 

ただ、問題はこれは周囲温度ではなく部品そのものの温度だということです。

つまり、周囲の温度が低くても、基板が熱くて部品がこの動作温度以上になっていたらNGです。

周囲と基板の温度が低くても、この部品自体の消費電力が多くて動作温度以上になってしまったらNGです。

だから、正確には基板の温度上昇と部品の温度上昇をいれて計算しないといけません。

(これについてはいつか説明する予定……)

時々、周囲の環境温度で規定されているのか部品自体の温度で規定されているのか、非常に曖昧な記述の部品もあります。

(こまるんだよな~)

 

保存温度

これは通電していないときの温度範囲です。

-30℃環境に非通電状態で放置される製品に保存温度-20℃の部品を使ったら駄目ということです。

 

各種電気的特性は25℃で書かれていることが多い

電子部品というのは全て温度で特性が変わってしまいます。

しかしそうすると何も書けないので、大抵の部品は25℃のときの特性が表になっています。

よくよく見ると、各表の上に(Ta=25℃)などと書いてあります。

※TaはTambientのことで、周囲の温度を示しています。

たまに温度について何も書いていない表が載っている部品もありますが、そういう場合もだいたい25℃の特性と考えて下さい。

 

では25℃以外の特性が知りたかったらどうするか?

実は、分かるものとわからないものがあります。

温度と特性値のグラフがついている部品はそこから判断することが出来ます。

しかし、グラフも全ての特性について載っているわけではありません。

また、そもそも温度と特性値の関係のグラフが一切載っていないデータシートもたまにあります。

(不親切だな~と思いますが、実際にあります)

そうすると、25℃以外の特性はわからない場合もかなりあります。

 

実際は、25℃の特性値だけで設計してしまうことも多いです。

(実際は-10℃や50℃で使用されるとしても)

経験的に25℃の特性値だけで設計すると問題が出ると分かっている場合は、追加の資料をメーカーに請求することもあります。

 

以上、ざっくり説明な小田切でした。

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