普通のダイオードとショットキーバリアダイオード(ショットキーダイオード)の違いについてわからない!
という方向けに簡単に説明したいと思います。
ショットキーバリアダイオードとは?
普通のダイオードはP型半導体とN型半導体をつかった部品ですが、
ショットキーバリアダイオードは半導体と金属を組み合わせた部品です。
一番大きな特徴は「普通のダイオードと比較して電圧降下が小さい!」ということです。
記号
こんな記号です。
普通のダイオードと同じような記号ですが、三角の横の棒がS字になっているのが異なります。
向き
向きは普通のダイオードと同じです。
上の図では左(アノード)から右(カソード)に流れ、逆方向には流れません。
使い方
普通のダイオードと基本的には同じです。
電流・電圧の耐圧に問題がなければ、普通のダイオードをショットキーダイオードに変えても問題ないことが多いです。
特性(普通のダイオードとの違い)
順方向電圧(電圧降下)が小さいので、ダイオードで消費される無駄な電力を減らすことが出来ます。
ただし、高電圧で使える部品が無く、低電圧(数十ボルト)でしか使えません。
また、逆方向に電流を流そうとすると、普通のダイオードはuA程度の電流しか流れないのに対し、ショットキーバリアダイオードはmA程度の電流が流れてしまいます。
用途
・低電圧機器の大電流の整流
・逆方向電流が問題にならない回路(簡単に説明できないので、上級編でいつか)
以上、小田切でした。